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禁を冒す

30cm海水水槽 81日目
8月1日(木)
現在の海水水槽タンクメイト

海水アクアリウムにはいくつかの鉄則があります。

「複数匹の魚を同時に導入してはいけない」
魚は1匹ずつ慎重に入れるべき、というセオリーです。
急激な水質変動やバランス崩壊を招きやすいし、
テリトリー争いやサンゴ食害など思わぬトラブルの偶発もありうるので。

「小型水槽にはたくさんの魚を入れてはいけない」
水量25リットル程度の30cmキューブ水槽の場合、
淡水熱帯魚では10匹以上の魚を飼育することも可能でしょうが
海水の場合、小型魚2~3匹が限界だと考えられます。
それ以上の魚を入れる場合は濾過の強化や頻繁な水換えが必須です。

今回、この2つの禁を破りました。
同時に3匹の魚を導入し、飼育総数は魚6・エビ8・貝6という
限界を超えた過密飼育となりました。
コーラルフリークス vol.7に45cm水槽で
ヤッコ中心の海水魚25匹を飼っている人が紹介されていましたが
その暴挙とも言える過密水槽を支えているのは、毎日朝夕の水換えでした。

ここまではいかなくても、こまめな世話で維持できる自信はありました。
実際、魚もサンゴも好調に維持できていたのです。
あの2日間の不在の日までは…

キイロサンゴハゼ
妄想アクアリウム
以前、餌付かずに短命に終わったコバンハゼのリベンジ。
前回はショップから届いた段階で状態が悪く、手の施しようがなかったので
今回は別のショップに足を運び、目の前で給餌してもらって
痩せていなくて状態の良い個体を選んで購入しました。
体長2cmくらいの小さな個体ですが、元気に泳ぎ回っています。
妄想アクアリウム
妄想アクアリウム
サンゴやライブロックの上に乗っかって一休みするのが好きなんですが、
隔離ケースの上で休んでいる姿は可愛すぎます!
妄想アクアリウム
妄想アクアリウム
ヨチヨチ泳ぐ姿は愛らしすぎます!
飼育が容易なら、カクレクマノミ(ニモ)に匹敵するくらい
大人気になれる可愛さなんですけどねー。

ブロードバーゴビー
妄想アクアリウム
こちらはグリーンの体色のコバンハゼ。
妄想アクアリウム
キイロサンゴハゼより臆病で、ずっとポンプのコードの隙間に居ます。

この2匹には毎日付きっ切りで餌付けをしました。
まずブラインシュリンプを孵化させ、塊にして放り込んで餌だと認識させます。
活ブラインを食べたら、次はブラインを多く含んだメディフィッシュに移行。
浮遊性餌を食べるようになったら、次は顆粒のメガバイトレッドへ。
毎日、数時間おきに少しずつ餌を与え、日数をかけて慣らしていきます。
2匹とも、無事にメガバイトまで餌付けすることに成功しました。

ポイントを箇条書き。
・最初は必ず水流を止めて給餌すること。
最初、コバンハゼは自分の近くに来た餌しか食べない。
水流があると餌が流れていってしまい、餌を追わないので食べない。
浮遊性餌を食べるのも下手なので、何度も試みないと食べることができない。
・一度にたくさんの餌をやらない。
一気に餌を入れると、泳ぐのが速い魚(うちでいうとデバスズメ)が
寄ってきて、餌を素早く全て食べてしまう。
食べるのが下手で遅いコバンハゼに餌が回らなくなる。
少しずつ何度にも分けて確実に餌が回るように心がける。
・1~2時間おきにこまめに給餌する。
体長が数cmしかないコバンハゼは、餌が回らないとすぐに体力を失ってしまう。
ブラインや冷凍コペポーダに反応するうちに、
何度でも給餌してまずは体力をつけさせることが最重要。
いったん拒食になってしまうと回復が困難を極める。
体力がつけば、順調に人工餌にも餌付きやすくなる。

結果、キイロサンゴハゼは水面まで上がってきて、
デバスズメやプリンセスモノクルブリームと餌を取り合うまでになりました!
臆病なブロードバーゴビーは他の魚が居ると出てきませんが、
水面に手をかざすだけで餌を求めて反応するくらいまで餌付きました!

難しい餌付けにも成功、全てのサンゴも好調、水質も異常無し。
可憐な魚が乱舞し、美しいサンゴが咲き誇る。
すべてが順調でした。
あと2日間までは。

キーパー不在の2日間の後、ブロードバーゴビーは
ライブロック下から動かなくなり、翌日には死んでしまいました。
急激な水質悪化に耐えられなかったのでしょうか…

あんなに元気だったキイロサンゴハゼも急激に状態が悪化。
あれだけ餌付いたメガバイトの顆粒も、口に入れても吐き出してしまいます。
急いで冷凍コペポーダを解凍して与えるも、これも飲み込まずに吐き出してしまう。
餌を飲み込む体力が残っていないんのだろうか。どうすればいいんだ。
こうなれば、最も嗜好性が高く大きさも小さいブラインに賭けるしかない。
餌となるブラインシュリンプの孵化には最低でも18時間かかるので、
翌日に活ブラインを与えてみるも…全く無反応。
既にブラインを食べる体力すら失われてしまったか…
げっそりと痩せ衰えてしまい、全てが絶望的な状況です。
拒食になった小型魚の余命は、わずか数日しかありません。
いつ落ちてもおかしくないので、水槽を覗く度に死んでいないか
確認するという、虚しい作業が続く毎日となりました。

昨日はライブロック下から全く動かず、泳ぐ余力すら無い様子。
ほんの少しでも可能性があるなら…奇跡というものが存在するなら…
そう祈りながら、ブラインシュリンプエッグをセットしました。

今朝、水槽を見たらキイロサンゴハゼは、まだ生きていました。
驚きました。昨日の様子では、生きていることの方が驚きです。
でも今までの経験上、もう明日まで生きているかどうか…
無気力感が漂いながら、駄目元で孵化した活ブラインをスポイトで与えてみました。
すると…
拒食が続いていたキイロサンゴハゼが少し反応しました…!
ほんの少しずつですが、ブラインを口に入れたのです。
「吐くな、吐き出すな、少しでいいから飲み込め!」
念じて心中で叫びながら、キイロサンゴハゼを見守ると、
少しずつブラインを食べ、少しずつ泳ぐ元気が出てきました。

一気に水槽崩壊寸前まで陥り、生体も壊滅的になった惨状でしたが、
なんとかこの子は救えるかもしれない。
涙が出そうになりました。
少しの可能性でも信じて試みを繰り返せば、本当に奇跡は起こるものなんですね。

とはいえ、餌への反応も非常に鈍く、いつ死んでもおかしくはない。
まだ危機的状況に違いはありません。
しかし、少しでも反応が有ることで、生存への光明が見えてきました。
少量換水をこまめに繰り返し水質安定を図ることで、
アワサンゴ以外のサンゴはポリプを開くまで調子が回復しました。
一度は死を覚悟したキイロサンゴハゼですが、
なんとか生き延びてこのまま長生きして欲しいものです。
そのためにはどんな苦労も厭わないから。
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